かつてスリランカ旅行中に知り合った、筋金入りバッ
クパッカーのアメリカ人Kさんが日本にきたので、中野でお茶を飲む。時間が余ったので、Kさんに中野を案内してもらう(なぜ?)。この人、きっと私より東
京のことをよく知っているであろう。メキシコいってた、と言うと、「英語ぜんぜん通じなかったでしょ? どうやって旅したわけ?」とKさんは言っていた。
そうか、常識であったのか。「あなたはメキシコを旅するときどうするわけ」と訊き返すと、「ぼくはスペイン語がしゃべれる」とのことであった。「なんでア
メリカとメキシコって隣なのに、あんなに英語が通じないの」と質問すると、「どこでも英語が通じると考えるほうがおかしい」と、いうような答えであった。
私、今までずっと旅していて、電気の通っていないような田舎でも、会話がまったく成立不可だと、だれかがどこからか「村で唯一英語をしゃべれる人」を連れ
てきて、それでなんとかなってきたので、そういうもんだと思っていた。経験が偏っていたんですね。これからは心しますよ。
豚とキャベツを盛大に煮る料理を作った。ゴールデンウィーク中って、なんだか盛大な料理を作りがち。イベントっぽい感じに参加したい、気持ちのあらわれであろう。 |