午後、久しぶりに美人の先生がいる歯医者さんにいき、そののち赤坂方面に移動して女３人で夜ごはん。外の席でしゃべりまくる。夏の夜もいいなあ。さらに都心のどこかに飲みにいく。したら知り合いの編集者、一度取材していただいた作家のＫさん、さらに初対面の作家の方２名がいらしてびっくり。なんとなくみんなで飲み、楽しい気分のまま帰る。あの店、いったいどこであったのだろう。昨日こぼれた締め切りひとつ＋ふたつ、で、みっつ。内ふたつ、私が趣旨を間違えたため書きなおし。

　昨日寝たのが３時で、しかも二日酔いなので、朝走れなかった。先週いっしょに走ったＫさんは走っているだろうか。午後になってからジムにいって、走った。夜は焼き肉を食べた。さらに深夜になってからシャウト部としてカラオケにいった。しばらくいっていなかったので、シャウト部の気合いを忘れていた。（なんか今日の日記、小学生の作文調。）

　昨日寝たのが３時過ぎで（おお二夜連続）、起きたら九時近い。二日酔いではなかったので走りにいったが、出遅れたらしく、Ｋさんには会えず。暑くて暑くてあんまりたくさん走れなかった。でも帰ってくると、もっと走れたのになーと思うのだ。午前中、近所の年若いＫさんがまた大量の自家製野菜を届けてくれたので、夜、たくさんの野菜料理を作る。Ｋさんちの自家製野菜は極肉派の私でも本当においしいと思う。こないだ作った揚げ浸しサラダがうまかったので、大量に作って保存。でもメインは冷豚しゃぶ。

　仕事と雑用をし（なぜか月あたまは雑用が多いなー）、昼過ぎ、赤坂のスタジオにいって、先だっての天草の仕事の続き。天草の引率長のＦさんが、お昼を食べ損ねたと言って、お団子とチョコ菓子を食べていたが、そ、そんな甘いものでお昼のかわりになるのだろうか。お昼を食べ損ねた時点で烈火の如く怒り、かつ手元に甘いものしかない時点で地球最後の日くらいに絶望する私は、Ｆさんを見習いたいものだと心から思った。
　その後、東京ミッドタウンに移動。ここの前で待ち合わせなのだが、３０分くらい時間が余ったので、この得体の知れない馬鹿でかい建物におそるおそる入ってみたら、レストランや美術館の併設されたショッピングモールのようであった。通路がでかくて、店ががらんとしていて、香港のショッピングモールにそっくりである。歩いていたら香港にいるような気分になった。
　待ち合わせ時間にＢ社のお三方と落ち合い、ごま油鍋を食べにいく。不思議なレストランで、ひとりではもう二度といけないであろう。この鍋が、まったく脂っこくなく、激うまで、ずるずるはーはーと食べ、３０分くらいで食べ終えてしまった。鍋後のおじやがまた、すばらしいことになっておった。さらに移動し、旅先のようなバーで、２０代なのにときに５０代に見え、異動して若返り３０代に見えるようになったＴさんの話を聞きつつ茶化しつつ、飲む。元担当、今もどうしても担当のような気がしてしまうＴさん（こちらは女性）とともにタクシーで帰る。

　お昼に美人のＴっちが近所まできてくれたので、いっしょにごはんを食べる。考えたら一年ぶりくらいだろうか。あれやこれやの近況を話していると、突然雷、大粒の雨。雨のなかを走ってお茶を飲みにいき、別れる。友だちと昼ごはんってたのしいなー。午後、雨のなかをジムにいく。電車が大雨で遅れていた。ジムは閑散としていた。いつにも増してすんごい汗。肉を焼いてだいこんおろしで食べる。

　午前中、読売新聞の取材。取材をしてくれたＹさんは、ずーっと昔から知っているんだけれど、話していたら、あんまり知らなかったんだなあと思った。Ｙさんをあらためて知ることもできた刺激的な取材であった。その後大急ぎでお昼を食べて、表参道にいって仕事。二時間予定していたのに、３０分で終わってしまう。仕事を終えて駅に向かう途中、酒屋さんに入ってまっすぐアイスコーナーにいく男の人がいて、その人の背中がどう見ても我が心のボス唐仁原さん。「唐仁原さん！」と呼んだらやはり唐仁原さんだった。「おやつ買いにきたんですか」と訊いたら、「うん、そう」とのことであった。おやつのアイスと唐仁原さん、似合いすぎる。
　夕方６時に東京駅オアゾの喫茶店で大和書房のＫさんと待ち合わせ。久しぶりにお茶を飲んで話す。６時半過ぎに控え室に向かい、阿川佐和子さんとお会いする。今日は阿川さんの「ギョットちゃんの冒険」という大和書房の新刊の記念トークイベントなのである。阿川さん、初対面であるが美しい人だなー。そして雰囲気が、書かれているエッセイそのものでうれしくなる。つたないトーク相手ですみません。でも楽しかった。

　近隣に新しくできたちゃんこ屋で年若いＫさんとお昼ごはんを食べる。もちろんランチメニュウにちゃんこ鍋はない。その後所用があって銀座にいったら、かーん！と鐘を鳴らしたような晴天で、あまりの暑さに時間が止まっているようだった。暑いが、美しい。先だってもらった自家製野菜をせっせと食べる。トマトと茄子に感動。この極肉派が肉でないものに感動。

　一時間残業し、都心方面にいく。大好きな豚肉の店でＢ社ゴーン氏、美しいOさん、ジムメイトの先崎さんとごはんを食べる。このメンバーで飲むのははじめてだが、私がもっとも感動したことは、前菜がくる前にワインが一本空き、前菜が終わるころにすでにもう一本空いていたことだ。こんなの見たことない！なんと豪傑な飲みっぷりの人々だろう。すがすがしい。その後、どこかに移動し、妙に心地のいいバーでげらげら笑いながら話す。ああたのしかった。いつのまにか日付が変わっていた。
締め切りよっつ。

　早朝、新幹線で京都にいく。駅からＫ社の方々とタクシーに乗ってどこかの町にいく。今日は岡崎師匠と公開対談がある。公開対談の会場が、１９２８年に建てられた元毎日新聞のビルで、そこが今改装されて、カフェやホールになっている。こういう使いかた、京都っぽいと思う。京都のことをよくは知らないのだが。でも本当にすてきな建物で、すてきなカフェで、すてきなホールだった。前日から京都にきている師匠、Ｋ社の方々とお昼ごはんを食べ、師匠の講演を聴き、その後対談。私は話すのが苦手だが、師匠はプロ中のプロなので、うまいこと仕切ってくださった。サイン会があり、お茶を飲んで解散、また京都駅へ。今日は日帰りなのだ。ほんじゃあ、と颯爽と去っていく師匠の後ろ姿は本の森へ帰る精か何かのように見える。
　新幹線のなかで午後から夕方に、夕方から夜になった。鰻のお弁当を食べ、爆睡し、東京に着いたら家に帰る電車が止まっていた。まただよ。そんで遠まわりして帰る。３０分で帰れるところが一時間かかった。日帰り疲れるなー。

　早く起きて走る。今日もＫさんの姿をさがすが、見あたらない。でも昨日、おとといよりは涼しくて気持ちいい。寄り道して走って、元の川沿いコースに戻ったら、少し先に、Ｋさんらしき後ろ姿を発見。が、真っ赤なＴシャツに真っ赤な短パンのその人が、はたしてＫさんかどうか今ひとつ自信がない。だってＫさんってこんな真っ赤っかな服で走るかな。確かめるべく追うも、Ｋさんのほうが断然早く、追いつかない。その人より速く走らないと、その人の顔が確認できないという、当たり前な事実に今さらながら気づき、ちょっと衝撃を受ける。これはなんか人生の象徴のようである……というのは言い過ぎか。数十メートル後ろを走りながら「Ｋさーん、Ｋさーーーん」と呼んでみたが、かなしいことに、声届かず。後ろ姿に手をふる。
　先日シャンパンマスターに教えてもらった「印度の味」で、またしても海老とほうれん草のカレーを作る。ほうれん草をペースト状にしたら、しない作り方よりうまかった。

　唐突に、夏が好きだーと思い、すでに来年の夏のことを考える。暑いので赤ワインでなく白ワインを飲んだ。

　このところ、なんか朝、顔が重い。視界も狭い気がする。これ、むくんでいると言うのだろうか。仕事をし、午後、ジムにいく。またしてもどうどうと汗が流れる。昨日よりさらに暑く、しかも大量の汗を流したので、白ワインでなくシャンパンを飲んだ。

　顔が、なんか顔が重いよう、と思いながら徒歩通勤。汗がだらだら出るが徒歩通勤。汗をかいても重い顔。この重さ、どうしたらとれるの？午前中のうちに眠くて眠くてどうしようもなくなり、隣のジムにいって少し走ってから仕事。６時に仕事場を出て都心本面にいく。屋根裏のすてきなお店でＳ社の方々４名と鍋。豚肉とどっさりの野菜が入った鍋で、おいしかった。鍋のあとは黒胡麻の麺。この店、すてきなのに今月いっぱいで閉店だそう。店名も、内装も、料理も、中央線沿線にいかにもありそうなお店なので、ぜひ中央線沿いで再開してほしい。とお店の方に伝える。
　その後歩いて移動し、オリンピックの様子をテレビで放映している、半屋外のようなバーで飲む。Ｔさんにめでたいことがあったのだが、じつはＴさんにめでたいことがあるという夢を、私はずっと前に見ていたのである。いやーめでたい。家が近所のＫさんといっしょに帰る。あ、そういえば、先だって真っ赤っかなウェアで走っていたのはＫさんじゃなかったらしい。彼はそのころ夏休みで故郷にいたのだ。私、だれに手をふったんだろうなあ。呼び声が届かなくてよかったよ。

　世間はお盆休みらしい。集中力ががたがたと変形しそうになるのを、なんとか保たせ、仕事をする。近所のカメラ屋さんの店頭でテレビを流しているのだが、昼に外に出たら、ものすごい人だかり。みんなオリンピックの水泳競技を見ているのだった。
　９月、１０月、１１月の話をしているからか、気分はもうなんだか秋。秋にしては暑いのだが。

　昼過ぎに浜松町にいき、大竹まことさんのラジオ。大竹まことさん、きたろうさんに会い、私は二十代のころシティボーイズの舞台をよく観にいっていたので、なんか「おー本物だー」というような緊張をする。終わって電車に乗るも、あまりの暑さにもうろうとして駅を乗り過ごす。あわてて乗り換えて帰る。夕方まで仕事をし、都心方面にいってＳ社の方々とイタリア料理を食べながら、連載終了の打ち上げ＆今後の相談。私は酒が入るとぜんぶ忘れるので、酒が入りきらないうちに急いで必死になって話した。その後どこかのバーにいって桃のカクテルを飲み、帰る。締め切りふたつ。

　先週の盂蘭盆にいけなかったので、今日お墓参り。ふたつお寺をまわって帰宅。やっぱお墓いくとまだかなしい。そこに私はいないから、って歌があるけど。

　朝走る。Ｋさんにはまたしても会えず。帰ったら雨。雨のなか黙々と掃除をする。ふと思いついて窓ガラスを拭いたら気分がよくなった。

　手首のちょっと下の、パソコンの台の部分に乗るところが、じんじんと痛くなるくらい仕事をし、夕方、近所でコクテイルの狩野さん、音羽館の広瀬さんたちと落ち合い、喫茶店で打ち合わせ。このたび、コクテイルの店主、狩野俊さんが「高円寺古本酒場ものがたり」という本を、晶文社から上梓されたのだが、その発売記念トークショーをやるのです。えーと１０月の１２日、西荻ブックマーク主催。１０月なんてずいぶん先のような気がするが、きっとあさってくらいの感じだろう。私は話すのが苦手ですが、今日の打ち合わせで、ずいぶん盛りだくさんな会になりそうなので、よろしければいらしてください。

　午後に赤坂見附のホテルで再来月からはじまる仕事の打ち合わせ。のち、四谷近辺の入り組んだ路地を歩き、羊肉の店にいく。今日は女ばかし８人で羊肉の会。女ばかし８人集まるとなんていうか壮観。すごくたのしかった。羊もすんごくうまかった。うまい羊、心からうれしい。私以外の７人、おなかいっぱいと言いながら、肉ののちにわさび飯を食べ、わさび飯のあとにデザートまで完食していてかっこよかった。二次会にはいかずにマダムＫと帰り、タクシーのなかで異様に盛り上がってしまい、そのまま彼女の住む町で降りて静かな飲み屋にいって深夜まで飲んでしまう。すこやかな気持ちで帰った。

　なんかびっちり仕事してると、忙しいはずなのに、仕事しかしていないから、暇だなーと思う。なんという矛盾であろうか。一日じゅう眠いでやんの。顔もまだ重いし。締め切りふたつ。

　朝と夜の風が夏より秋系統になってきた。と考えると、夏は短いような気がする。午後イチで、Ｋ社の方々が６名で来訪。えーとこれは、異動による引き継ぎと、今後の仕事の打ち合わせを兼ねてこんな人数になっているのだが、７人もで座っていると飲み会のようですな。そして世間話から仕事の話にシフトすると１ｖｓ６で恫喝されているようですな。縮こまって話を聞く。うんー、うんー、と考えていたら、次の約束の方々が到着。６人の方々がお帰りになって、タイの取材。私はタイをどれほど愛しているかっていう取材である。旅先の相性について、取材にこられた方が、「どうも好きになれない国とか入りこめない町とかって、前世でその国でつらい目に遭っていたのではないか」と言っていて、それが新鮮だった。そんなこと考えたことなかったなー。鶏を揚げ焼きして大根おろしをかけてみたりもするが、著しく食欲なし。

　今日は井上荒野さんの直木賞の受賞パーティである。なので夕方、仕事を終えて都心にいく。会場はすごい人である。でも荒野さんのドレス姿を見たかったので、ワイングラスを片手にぐいぐいと前方にいく。満員電車状態。受賞者席に座っている荒野さんはたいそう美しかった。
　パーティで、久しぶりにいろんな人に会えてうれしかった。うれしくなる→飲み過ぎる、のが常の私はがばがばと飲んだ。が、さほど酔っぱらわず二次会。編集者や作家、参加者の荒野さんへの愛が感じられる、すごくあたたかいすばらしい会だった。さらに三次会。気づいたときには、あ、やべ、というくらい飲んでいたので、烏龍茶に切り替える。三次会の終了が告げられても、みんな帰らない。烏龍茶からさらに酒に戻り、近所のＮさんとＴさんと、Ｋさんの車に同乗させてもらって帰る。すばらしい会だったなー。締め切りふたつ。

　昼にラーメンを食べたら、夜になっても腹が減らなかった。でも無理矢理食べた。何かこう、青春の終わりのような、おだやかにたのしい一日であった。４１歳にして青春も何もないのだが。

　雨。しかも寒い。いっとき止んだように思ったので、ジャージ姿で外に出るも、この天候で走っていたらよほどのことだ、というくらいには雨が降っているので、走るのをやめた。寒いからって、でも、秋の服を着るのはまだ早いよねえ、と思い、夏服で買いものに出たらやっぱり寒かった。ところで、先だってのパーティでお会いした幾人かの人に、この日記には、飲んだ食ったとしか書かれていないという指摘を受けたような気がするが、あれは、現実だったのか、昨日の夢だろうか。でもさ、飲んだ、食った、しかないんです、私の毎日。もっと大きなことを書きたいなー。イルカと泳いだとかさ。ペンギンが訪ねてきて風呂場で産卵してったとかさ。でも、そういうことのない地味な毎日なんですわ。
　明日人間ドックを受けるので、８時以降、水しか飲まなかった。

　今日も雨で、寒い。ちらりと仕事場に寄ってから、人間ドックを受けにいく。だいぶいろんなことに慣れたような気がする。バリウムのあのなんともいえない重ったるさには慣れないが。
　昼ごはん後、Ｋ社のＨさんが女性誌の取材で来訪。すごくひさしぶりなのでうれしい。あれこれと話し、商店街で撮影。のち、Ｙ新聞の方々が来訪、取材。新聞広告について。
　取材終了後、赤坂にいく。赤坂の、なんとかっていう劇場の前待ち合わせで、私はてっきり赤坂BLITZのうしろにある劇場だと思いこんで、そこで待っていたのだが、急に不安になり待ち合わせているＮさんに電話をしたところ、待ち合わせはそこではなく、シアターＶアカサカ前ということであった。それって何？どこにある建物？ここにある劇場とはべつもの？と小パニックに陥って訊いたら、Ｎさんが迎えにきてくれた。赤坂って劇場がたくさんあるんですね。
　地下の、秘密基地みたいなお店でＮさんと打ち合わせ。やがて別のＮさん、デザイナーのナガオカさん、Ｓ社Ｈさんがいらして乾杯。おいしいものが次々とたくさん出てきて、前に何を食べたか次々と忘れる始末であった。料理ごとに、日本酒とか凍結酒とかワインとか、それに合った酒が出てきて、「ちゃんぽん＝激烈酔い」と思いこんでいる私は戦々恐々としていたが、おそれるほどには酔わず、話したたのしい話題も忘れず、帰ることができた。ヨカッタ。

　ちゃんぽん＝激烈二日酔い、にはならなかった。今日も雨で寒いが、今って秋なんだろうか。このところ、ずっとお昼はお弁当なのだが、今日はじめて魚の入ったお弁当を買った。ジムにいき、黙々と練習をする。寒いのに、ちゃんと汗をかいた。

　もう夏休みも残りわずか（私にはないんだけどさ）。ようやく晴れたが、なんか涼しい。今年は夏が短かったな。
　夜、近隣の町で連載終了の打ち上げ。ひさしぶりのＫさん、Oさんと会い、裏通りにあるすてきなビストロにいく。奥の席に楳図かずお先生がいた。あまりにも楳図先生なので店の外から窓を覗いただけですぐわかる。この店、はじめてだが、ヨーロッパのちいさな町にある、地元の人に愛されている食堂みたいな雰囲気で、メニュウを見ただけで、ああなんといい店だろうと思った。遅れて鏡さんも合流し、みんなで飲み、食らう。ワインが気持ちいいほどがんがん空いていく。出てくるもの、出てくるもの、震えるくらいおいしいでやんの。さらに福井画伯も合流。
　その後、非常に不思議な昭和的雰囲気のカラオケスナックで歌い、さらにその後、ラムバーにいき、時計をふと見ると、一時のようだが二時である。しかし一時のようにも見える。Oさんに、「これは一時のように見えますが、二時ですか」と訊いたら、「うん、二時ですね」ということなので、あわてて帰る。たのしいと時間が飛ぶな。

　朝目覚めたときは、「よっしゃ二日酔いなし」と思い、軽快に徒歩通勤をするも、仕事場に着いたら急に二日酔いに。なんだこの時間差。それでも仕事をし、昼に、昨日集まった店にいく。馬鹿な私は、鏡さんがくださったすてきなものを、酔っぱらって忘れてきたのである。ちゃんととってあった。よかった。せっかく隣町にきたのだからと、この町の、私の愛するたんたん麺屋にいき、いちばん辛いたんたん麺を食べて仕事場に戻る。今日の締め切りをすっかり忘れていたことに、メールをもらって気づき、ごわーと書く。夜は秋刀魚を買ってみる。初物です。締め切りひとつ。

　午後に新宿にいき、打ち合わせ一件。喫茶店の隣の席に野村進さんがいた。びっくりして挨拶したが、そちらも打ち合わせ中だったのでおしゃべりはできなかったなり。打ち合わせを終え本屋さんの前でＹ社Ｋさんと落ち合い、取材を受ける。Ｋさん、友人の池田雄一氏にそっくり、と気づく。見れば見るほど似ている。兄と妹のようである。
　その後あやしげな通りに移動して２９の会。いやー、あやしげな通りっていうか、猥雑な感じの通りで、私なんてなんだかザ・用無しって感じだった。２９の会は真夏の忘年会のような盛況ぶりであった。食べ終えて外に出たら、ものすごい雨。こういうの、ゲリラなんとかって言うんだと新聞で読んだ。家が近所のＹさんと帰る。締め切りみっつ。

　朝走り、髪を切り、肉を食べにいく。あれっ、２日続けて肉である。２９の日でもないのに肉かあー。また、ものすごい雨。

　夏休み最後の日。サザエさんでは例年通り、カツオの宿題がテーマになっていて、うれしかった。明日から９月って、今年もやっぱりペースが速い。